2017年に観たベスト映画!
あけましておめでとうございます。
久しぶりの更新は昨年に観たイチオシの映画を紹介したいと思います。
ネタバレしたくないんでサクッと紹介。
2017年に公開した映画
オトナ部門
『LA LA LAND』
ミュージカル映画を映画館で初めて観たということもあって、とても楽しく見れた作品です。女優を目指すミアとジャズピアニストを目指すセブの2人を描いている作品ですが、楽しくも切ないストーリーを曲に落とし込んだ数々のシーンは最高です。
但し、この作品の評価を低評価した方の中には「よく分からなかった」という意見も多かったそうです。たしかにこの作品は全てを語っていません。小説でいうところの行間の余白を楽しめない人はつまらないと感じてしまいます。そういう意味でも少しオトナな感じの映画だったと思います。
海賊部門
『パイレーツオブカリビアン5』
我らがジャック・スパロウが戻ってきた!と思いきや、今回の主役は間違いなくジャック・スパロウではなくヘンリー・ターナーとカリーナ・スミスの2人でした。バルボッサも作品を重ねる毎に良い味を出していますし、今回の敵役のサラザールも今までの作品の敵役に負けず劣らずのキャラクターです。
今までの作品の小ネタ等を上手く取り入れている構成と、ラストのヘンリー・ターナーとカリーナ・スミスのラブシーンも霞んでしまうウィルとエリザベスの再会シーンは1~4までの作品のファンであれば興奮すること間違い無しでしょう。
ディズニー部門
『美女と野獣』
エマ・ワトソンが可愛い。これだけでも観る価値がある作品です。というのはさておき、ララランドに続きディズニーも実写のミュージカル映画を出したというところは何かの巡り合わせを感じました。ミュージカル映画という点では、今までの他の作品に比べると物足りない部分というかディズニー色が強すぎるんですよね。
しかしながら、本番さながらのリハーサル等をしている本作の完成度の高さに圧倒されます。CG技術の発達のおかげもあり、アニメ版の美女と野獣の時と何ら遜色ない寧ろ進化している映画となっております。セリーヌディオンの歌も良いですよね。
銀河部門
『スターウォーズ8』
12月に公開したこともあり、2017年の締めとしては良かったと思います。でも、個人的にはあまりしっくりこなかった作品でした。
今までのスターウォーズ作品とは違っていて「ああ、ディズニーに買収されたんだな」と感じる作品でした。黒人やアジア人、そして女性の管理職の多さ、平等主義的リベラリズムが前面に押し出されているような気がしてなりませんでした。人種差別をしているわけではありません。ただ、今までのスターウォーズという世界観は白人と醜悪なモンスターと可愛らしいモンスターばかりだったのに、エピソード7以降からはその世界観を一気にぶち壊している気がします。ジェダイやフォースの能力についてもツッコミどころ満載の今作ですが、ルークスカイウォーカーを中心に描かれた今回の構成はエピソード4~6からスターウォーズサーガにハマった人間としては楽しめたと思います。
ただ、スターウォーズ以外の作品もそうですが、三部作の真ん中の作品というのはとても扱いづらくどこで区切っていいものか難しいところかと思います。その点、今回の作品は真ん中の作品としては上手く収めているのかなと思います。
ヤクザ部門
ヤクザというか武士道というか何というか、カタをつける。とはこういう事をいうんだなというのを体現している映画。大友という老いた下っ端ヤクザを通して描かれる本作ですが、昔ながらの裏社会の格好良さも描かれていると思いました。
今時このような筋を通すヤクザたちが何人いるのでしょうか。題名や暴力シーンばかりではなく豪華キャスト陣を揃えて描かれた昔ながらの任侠というものを垣間見えた作品でした。