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J-POP好きに捧げる聴きやすいラップ

アンチラップなJ-POP好きに送る回

はじまりの日 feat.Mummy-D/スガシカオ

Mummy-D、RhymesterのマイクロフォンNo.2。黎明期時代からシーンを支えている大ベテラン。ゴスペラーズの先輩。Mummy-Dの変幻自在なラップは、日本語ラップの可能性を広げ続けているパイオニア的な存在であり続けているのではないだろうか。般若やMACCHOは、日本語ラップシーンの中で変革をし続けている、つまりはコアな部分で進化し続けている怪物だ。それとは対照的に、KREVAZEEBRAそしてMummy-Dは、インディーズからメジャー、R&BからRock、様々なジャンルや人とコラボしていった結果、日本語ラップという可能性を広げていった。また、それに伴いミクスチャーバンドやラップ調の音楽が増えた要因の一つとなったとも考えられるかもしれない。

 

ップというものは、メロディーに合わせないというイメージを持たれがちで、従来の音楽好きには敬遠されがちだ。ZEEBRAKREVAMummy-Dが今まで合作したアーティスとを挙げられるだけ挙げてみると、ドリカム、ドラゴンアッシュ布袋寅泰長渕剛、AI、安室奈美恵、SugarSoul、EXILE、May J、椎名林檎、などなど本当に様々な人とコラボしているわけだが、なかなか日の目を浴びることがない。

 

回紹介する「はじまりの日」も、スガシカオMummy-Dに熱烈なオファーをしたことから、実現することができたという経緯がある。しかしながら、この曲に対する評価はラップ肯定派と否定派に大きく分かれてしまう。スガシカオの今までの作品からいって、このタイミングでMummy-Dにオファーしたことは大正解だったのではないだろうか?Mummy-Dマボロシの実績からも実力は折り紙つきである上に、スガシカオの作るメロディーはラップを合わせやすいシンプルな構造だからである。

 

の曲にラップはいらないという否定派は、少なくとも音楽通ではないし閉鎖的な今の日本音楽シーンの典型的なファンであるということがわかる。結局、その閉鎖的な状況を打破せずにいることで、似たようなバンドやアイドルの乱立がされ続け、個々での進化には限界が来てしまって、音楽離れが進んできてしまった。

 

の曲のラップのフィット具合は絶妙である。他のスガシカオの作品と比べても全く違和感が無く、Mummy-Dスガシカオの世界観を壊さずに上手く溶け込んでいることがわかる。

 

大ベテランの仕事ぶりは相変わらず最高です。

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