ダイヤの原石たちよ
お久しぶりです。
読書の秋ということで、小説を読み漁ってる日々です。
さて、本題。
今日はこのCMのワンシーンから
まずは、こちらをご覧ください。
ここに出てくるヒップホップが好きな少年。
自身もラッパーを目指してフリースタイルを練習しています。
「何も無えこの街 1人RAPIN'」
「この街の奴らはFLOWが無えな 一言言わせろよ クッソタレ」
この少年にめちゃくちゃ自分を重ね合わせました。
自分も中学生時代からヒップホップで音楽活動してましたが
周りにヒップホップ好きな人なんてほとんどいなくて
ましてやラッパー目指している人なんて誰もいなくて
ずっと1人でノートにリリックを書き溜めて
インストに合わせてラップを乗せてみて
ネットにアップして全国の仲間と切磋琢磨して
そんなことをやって地下活動がメインでした。
あの頃は、さんピン世代が少し落ち着き
KREVAやnobody knows+などの台頭があり
音楽ジャンルにJapanese HIP HOPが徐々に広まってきた時代でした。
また、ネットの普及も相まって
少しずつ自分のように年齢層の低い人達も
ラッパーとして活動できるようになっていました。
高校生が武道館でフリースタイルバトルをするような
昨今のヒップホップの認知度の高さなんて想像もつきませんでした。
自分が中学生の当時はヒップホップのイメージも良くなく
周りのヒップホップに対しての偏見も酷かったものです。
なので、自分はこのCMの少年のように周りの環境に対して
批判的なリリックを書き溜めたり吐き出したりしていました。
育ちは磯子 横浜の南
周りはカスだし未来もしない期待
煤けた空の工業地帯
ライバルなんてここにいない
抜け出すために掴んだマイク
俺を救うBeats&Rhyme
寂れた通りを今日もRollin'
相棒はマイセンと缶コーヒー
めちゃくちゃダサいっすね。
これ自分が12歳の頃に書いたリリックの一部です。
ま、当時の自分はこう思っていたんですね。
地元を離れた今では地元が大好きですけど。
ラッパーのほぼ全員がそうだと思うんですけど、
みんな地元LOVEが強すぎるんですよね。
どんなに嫌いだった地元でも
結局はそこが自分を育て上げたわけで
そこに対しての感謝や愛は大きいと思います。
だから、
このCMの少年は大人になっても必ず地元を好きになります。
地元に対して周りに対してリリックを書けるということは
それだけ地元を周りをきちんと観察しているということですし
そこに自分の感情を織り交ぜてリリックを書いていますからね。
いつか地元を離れたときに地元の良さを感じると思います。
他の音楽ジャンルよりもヒップホップは
地元をテーマにする曲が多いのは特筆すべき点です。
ヒップホップ=土着文化
これを以前から提唱させていただいておりますが、
まさにこの一言に尽きます。
いろいろと脱線してまとまりなくなってきたので
とりあえず、無理やりまとめます!
このCMの少年のように
全国で頑張っているヘッズたちを応援しています。
Straight outta somewhere
いやー、青い。