さんピン世代とは?Ⅱ
『蜂と蝶/SOUL SCREAM』
さんピン世代、90年代の最高峰を紹介していきたいと思います。
まずはこの曲。
クセのないトラックにガチガチに踏んだ文学チックなリリック。
試行錯誤している中でも、このようにすでに現在のシーンでも高水準な曲というのは数多くありました。これらの曲が、このさんピン世代というものを伝説にしている理由の一つといえますね。
SOUL SCREAMのリリックというのは、語彙量と言い回しにより、文学的なリリックや哲学的なテーマに仕上がっています。小節間を埋めるために少しリリックに合わない単語が出てくることがありますが、それを差し引いても完成度の高いリリックです。
ドラムバスが弱いのが、この時代の特徴ですので、メロディーが覚えやすい、聞き取りやすい曲が自然と”クラシック”と呼ばれるようになりました。(クラシックとは、最高の曲という意味です)。この時代以降はオートチューンや機械化が進み、よりテクノ調の曲が増えていきました。
蝶のように舞い、蜂のように刺す